サーファーたちに多く見られる現象なので名付けられた病名で、冷たい海水を長時間浴びることで外耳道の骨が増殖して耳の穴が塞がってしまう病気なのだが、サーフィンなんてやろうとも思った事もない私に、そう診断がくだされました。しかも、かなりの重症です!

 私をサーファーとの前提で話す医師の説明を遮り「あの、サーフィンなんてやった事がないのですが」と言う私の言葉を信じてくれない医師。もう片方の私の耳の中にカメラを差し込み映像を見せながら「ほら、両耳ともに立派なサーファーズイヤーです」と、ほぼ完全に塞がっている絶望的な状況を力説されました。

ウォークマンからの贈り物? 難聴!

 二十歳前後の時に爆発的に流行したウォークマン! あの頃にフルボリュームで流しながらの毎日のバイトのおかげで、両耳ともに毎回「所見あり」と難聴者にエントリー済の私なので、納得いかない病名はともかくとして、一筋の光が見えました。サーファーズイヤーが原因ならば「難聴が治るかも知れない!」と。

 総合病院へ行き、診断をあおぐと「立派なサーファーズイヤーです」と太鼓判を押されました。「やはり立派なのか」と複雑な気持ちで手術を勧められるままに快諾し、三泊四日の入院で、片耳ずつひと月置いての手術スケジュールとなりました。

 難聴が治るかも知れない希望との裏腹で、大ごとになってしまい「めんどくさい」気持ちとのせめぎ合いです。どうにかならないものか? とネットで調べると、茅ケ崎の耳鼻科で一挙に両耳ともに手術を施してもらえる病院を発見! しかも、日帰り退院! とな(笑)

茅ヶ崎耳鼻咽喉科クリニックさん、ありがとうございました。

オススメです。https://www.chigasaki-jibika.com/surfers-ear

 サーファーズイヤーの原因も、酒飲み水商売から数十年間にも渡って習慣化していたサウナ&水風呂のヘビーローテーションと判明しました。

 早速に連絡を取り手術予約! リスクは二つとのことです。一つは手術当日は両耳ともに聞こえにくくなる。もう一つは、三半規管の影響で酷い船酔い状態になり、嘔吐して歩けなくなる。とのことでした。

 その為に付添人が必須条件でしたが、そこは従兄に頼みクリアー! 酷い船酔いも、三割ほどの確率なので無視です。帰宅手段も電車は避けるようにとの指示がありましたが無視しました。

 手術当日!

削り落とした骨

 驚いたのは、施術方法からくる脳に響く施工音! 局部麻酔後にノミとハンマーを使い、増殖した硬い骨を削り落とすのです! ノミに振り下ろされるハンマー音と共に脳に響いてくる衝撃波! まあ、シンプルであり理にかなった施工方法ではあるのですが、アドベンチャーワールドでした(笑)

 帰宅してからは、当たり前に両耳から出血ですが、痛みは無し! 困ったことは一点! ガーゼの塊で止血処置をするのですが、両耳内部に血が溜まることです。その結果として、ほぼ何も聞こえない。普段はやかましい踏切の遮断音すらも聞き取りずらい始末です。一週間ほど、水中に潜ったままでの生活ぶりでした。

 人間は、自覚しているよりも百倍もの情報収集を耳(音)から行っていることに気づけました。物音が聞こえることは当たり前ではない! ことも学び、少しだけ謙虚な人間になれたような気がします。ちなみに、聴覚のほうは医師の言う通りで、難聴は治りませんでしたが、邦画を字幕なしでも聞き取れる程度には回復をして良かったです。

 

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jinchan

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